心理交渉術についての考察・ゼネラリストは「中途半端な人」の代名詞

vol.053

本日から4回は、
この「心理交渉術スペシャリスト」のテキストを
監修をされた心理学者の内藤誼人先生の本4冊から抜粋します。
本日は「他人に軽く扱われない技法」大和書房から

「ゼネラリスト」とは何か?
ネットで調べますと
【広範囲にわたる知識を持つ人のこと。
企業においては総合職を指すことが多い。
また、各種のプロデューサーはゼネラリストと
みなされる事が多い
(一つの企画に対して、芸術性・商業性など多方向からの
視点を持ち合わせ、責任を有して可否を決定する必要があるため)
実務の末端においてはいわゆる「何でも屋」

日本の企業というのは、
スペシャリストを養成するというよりは、
どちらかというとゼネラリストを養成するような
システムになっています。
定期的に、人事異動や、部署変更が
行われるのは何よりの証拠で、
「いろんな仕事をやらせて、総合的な力をつけさせよう」
という狙いが垣間見える。
会社としては、ゼネラリストになってもらうことが
本人の為と思っていたのです。
しかし、今の時代となってはこの会社の配慮が、
「ありがた迷惑」だと言わざるを得ない。

なぜなら、みなさんがこれからやるべきことは、
他人には絶対に負けない能力を磨くことであって、
スペシャリスト」に徹することだからである。
とこの本は言うのです。
たしかに、色々な事ができても、
代わりの人はいくらでも出てきます。
特科して専門家でありスペシャリストになったほうが、
働き方としても副業もできるかもしれないですね。

ただ、これに関しては、私個人としては少し考えるとこがありまして、
一概には全ての企業で言える事ではないと考えます。
大企業と中小企業で違ってよいと思っています。
大企業はスペシャリストを出しやすいが、
中小企業はスペシャリストではなく属人化になりやすくて、
中小企業の現場にいた私としては支障が出ているような気がしています。
その人が突然辞めちゃうと大騒ぎになります。経験ないでしょうか。

「僕は経理も、事務も、営業も、販売も、何でもできるんですよ。」
ちょっと見は、すごい人のように見えて良いような気もしますが、
実はまわりからは「どうせどれもこれも中途半端な能力でしょ」と思われるかもしれない。
でも、中小企業には辞めてもらうと困ってしまう人材になってしまいます。
それを本人が「自分はものすごく仕事が出来る」と勘違いしてしまうと、
後で困るようになると考えます。

それでは、「スペシャリスト」とは何か。
ネットでは
【技術・芸術・その他特定の職域に精通し、専門的な知識と能力のある人のこと。】
ということなのですが、
この本では、下記のように表現しています。
スペシャリスト・・・他人に絶対負けない能力を持つ
ゼネラリスト ・・・誇るべき「何か」が見当たらない・・

という風にしています。
自分は、「これなら勝負できるぞ」というものをもっていると、
強いですし、つぶしがききます。

「器用貧乏」って言葉もありますね。
これからのビジネスパーソンは何でも出来る人ではなく、
「これなら負けない」が必要ってことです。
まずは、自分の決めた分野を1本絞って、そこでだけ勝負する。
それが、実は会社の為にも自分のスキルとして
役にたっていくのではないでしょうか。
自分の「USP」(自分の独自の強み)を見つけることですね。


ではまた!

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