コーチングのついての考察・「傾聴」について考える!


vol.076

傾聴がなぜ大事なのかという事を、まずはカウンセリングの世界から何回かに分けて考えていきましょう。

●来談者中心療法
アメリカのカウンセリング心理学者カールロジャース(1902~1987)によって
1940年代に開発されたこの「来談者中心診療法」は、その理念においてカウンセラーの姿勢として
最も適切な理論であると言われていますが、コーチングを行う者の姿勢としても最も適切な姿勢と考えられます。

①はじめに
「人は誰でも自らの内部に、自己を成長させ、実現させる力を持っている」
という考え方であり、クライアントの話を解釈したり、分析したり、指示を与えるよりも、
クライアントの気持ちを受容し、共感的に理解することによって、相手に自ら立ち直ってもらい、
成長してもらうことが可能です。

②自己概念と経験の一致
カウンセラーは、クライアントの中にある成長力を信じ、認め、これに信頼をおいて、
相手が自己実現のために向かうことを心から援助するように努めます。
つまり、カウンセラーが問題解決の責任をとることを中心的に行うのではなく、
クライアント自身の成長力によって自己解決をするよう二人の関係を築いていくところに、
「来談者中心」と呼ばれるカウンセリングの特徴があります。

③カウンセリングの目標
思い込みによる誤った自己概念をすて、本来の自分らしい自分を受け入れ、自己一致の状態を実現すること。
自己一致とは、自己概念(そうあるべき自分)と、自己経験(あるがままの自分)が一致する経験であり、
自分の中で正確に知覚されます。
クライアントは自分の価値観や自分自身に対する考え方をありのままに共有してくれる
カウンセラーと出会い、対話することによって、自己概念を見つめ直し、パーソナリティを変容するのです。
人は「本来あるべき姿」と「今のあるがままの姿」の不一致に悩んでいることもあると思います。
たとえば、そのあるべき姿がものすごくかけ離れたものに思っていて、かえなきゃと思っていても、
話をしていく中で、実はそれが自分の長所だったと気づくこともある。
だから、自分で思いつめないで、話してみることは大事です。

ではまた!

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