コーチングのついての考察・「傾聴」の重要性について考える5!


vol.080

傾聴はコーチングの基本なのです。

コーチングを行うには、まずクライアントの考えを知り、
どうなるかを望んでいるのかを聞き出すことから始めます。
しかし、クライアントは「自分は何を考えているのか」「自分はどうしたいのか」が
わからなくなっているのも事実で、そのためにコーチングが必要になってくるわけです。
人の気持ちは、言葉に出して話していく内に、自分自身の頭の中を整理することが出来て、自分でも分かってきます。
氷の海に浮かぶ氷山のように、表面に出て見えるものよりも、水面下に隠れているもののほうが、圧倒的に多く、大きいのです。
相手自身、気がついていなくて隠れているものを、気づくことの手助けするのがコーチングです。
潜在しているものを顕在化するのがコーチングなのです。

それはコーチが考え方や答えを教えてクライアントを理解させるのではなく、
クライアントが自ら考え、気づくのを援助するものです。
先に答えをどんどん教えて、強制的に押しつけてみても、
理解したつもりになる場合もあるのでしょうが、長続きしない。
自分で考えていないからです。

そのためには「傾聴」が重要になります。
「傾聴」はコーチのために行うのではなく、クライアントのために行うものです。
それゆえに、コーチは「あなたが私に話そうとしていることを、全て何でも聴きます」という心構えが重要です。
「聞いてあげますよ」という上からの態度では、本当のことは話しません。

しかし、「さあ、何でも聴きますので話してください。どうぞどうぞ。遠慮しないで話してください。」
と勧めても、人はなかなか話してくれません。
何を話せばいいのかもわからないし、「聴いてください」とこられたのなら、
クライアントの中にまだ話したいことや、質問とかもあるかもしれません。
その関係性が上司と部下だったりして、今までが指示命令型や強制型の一歩的なコミュニケーションばかりを
受けてきた人になればなるほど、「どうせ言ったって何も変わらない、何を話しても結局は上の言う通りにさせられるだけ。
話すだけ無駄、言っても嫌な思いをするくらいなら黙っていたほうが良い。」という猜疑心が働くものです。
そんな状態で何も本音を話すわけもなく、コーチとしての役割はできません。

こんな状態の会社組織や町内会など、いまだに少なくないと考えられます。
それなのに、部下が突然理由もなく辞めると嘆く上司がいる。町内会でも若い人は動いてくれないという方々もいる。
いいえ、本当はちゃんと理由はありますが、あなたに話しても無駄と思われていることに、いつか気付きましょう。
代わりの人間はいっぱいいると思っている人も、まだこれだけ世の中が変化しているのにも気付かずにいますが、
そりゃたしかに代わりはいるかもしれませんが、ずっと同じレベルで何も変わっていかないでしょう。

だからこぞ、しっかり意識して信頼関係が出来ている状態を気付かなければなりません。
その方が結果的に楽になります。疑わなくてよいし、しっかりしたコミュニケーションがとれます。
「傾聴」が大事ということです。

ではまた!

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